段々住居 (STEP HOUSE)

失われた繋がりと変化を求めて
現代の住宅は皆nLDKで表されるように単なる部屋の積み重ねで成立している。これではホテルと同じで家族のコミュニケーションは取りようも無い。そのような画一的な住まいで育つ子供は、あくまで四角四面で常識の範疇を超えず、創造力などは形成できないのではないか。その為この住居では平屋の部屋の繋がりと3階建の空間の変化を併せ持ち一体感と連続感を持たせている。また3層の床のレベルを付けているため、高低差により風は通り抜け、収納スペースも断面で取ることが可能となっている。現実的な諸条件に縛られず生活することの楽しさをこの住居で味わってほしい。環境問題が叫ばれる今日、政府補助が取れれば太陽電池発電システムも提案していきたい。