江戸東京たてもの園 保存・移築工事

台東区池之端に昭和初期に建てられたこの建物は、看板建築の一種で正面にイオニア式のオーダーを持つ風貌は、個人の住居として残っているものとしてはまれである。しかし前面道路の拡幅工事により取り壊されることとなり、小金井公園にある江戸東京たてもの園に移築・復元されることとなった。元々は鬢付油やとなっており、お相撲さんのまげを結うために使われたものを売っていたという。

<村上精華堂>

<大和屋本店>

港区白金台に建てられた木造3階建ての乾物屋さんです。今はもう少なくなっている鰹節などの乾物屋さんであった。店の復元されたディスプレイを見ると当時のお店の雰囲気が伝わってきます。建物としては木造の3階建で、伝統的な出桁造りでありながら高さがあり、看板建築のようなプロポーションを持ち合せています。